ミク 地球人ネットワークを創る
2進法とは、0か1ですべての数を表します。
デジタル写真も基本は2進法です。
モノクロ写真の場合で、簡単に言えば、写真を例えば、縦1,000、横2,000の線を引き、格子に分けると、1,000×2,000で、200万個の格子ができます。
この一つ一つの格子を黒色で塗る場合、塗らずに白色で残す場合という風に、それぞれ、1と0という符号を与えます。
ミクロで見れば(格子単位で見れば)、小さな小さな正方形が白色のままか、黒色に塗られているか、の2通りだけです。
でも、全体を通常の人間の目で見れば、実物と寸分違わない写真となります。
ミクロで見れば機械的で味気ない黒か白しかなくても、マクロで見れば(全体を見れば)、ものすごく綺麗で自然で美しい写真となります。
ゲシュタルト心理学を持ち出すまでもなく、人間は、部分を気にせずに、全体を見ます。
しかし、全体を詳しく見れば、部分から構成されています。
さて、これを面接の語りに応用してみます。
面接は、かなり主観的な評価です。
筆記試験などと異なり、客観的な評価にはなり得ません。
では、主観的な評価とは、ランダムな評価かというとそうではありません
主観的な評価は、確率的なかたちで現れるものではありません。
主観的な評価は、客観的ではありませんが、かなり、科学的に予想できるものです。
さすがに200万画素に分けるわけにはいきませんが、例えば、20の要素に分けてみたらどうでしょうか。
そして、その20の要素に、0か1、つまりは、「良かったか(1)、良くなかったか(0)」で、符号を付ける(採点)をするのです。
ゼロ(0)は、「悪かった」ではなく、「良くなかった」です。
良いと悪いを対照させると、良くも悪くもないという中間の部分が評価できません。
そこで、思い切って、「良い」、「良くない」に分類し、良くも悪くもないを「良くない」に入れることにします。
こうすると、20の項目の一つ一つは、良かったか、良くなかったかの、0か1の評価ですが、全体としてみると、その人の人間性が見えてきます。
この場合の人間性とは、採用したいか、採用したくないかという意味での人間性です。
これに、教科指導と生徒指導の適性も2進法で評価します。
この2進法評価で、面接官の主観に迫り、面接で満点・高得点を勝ち取る方法に迫ります。
語りは科学。
面接は科学。
精神論での演習では、いつまでたっても不合格です。
今年の夏の教員採用試験の面接は、サイエンスの力で、合格を勝ち取ります!!
では、また明日!!
河野正夫