ほっぺは腹を切って詫びるべき
以前だったらお盆は16日の朝にぼた餅を作って、仏壇とお墓に供えてから棚飾りなどを片づけてお盆が終わったのですが、昨今はそれどころではなく、定休日の今日のうち仏膳碗も蔵にしまっちゃいました。
13日は仕事で(相方さんはお母上の新盆なのでね。)、帰省する其の1家族と其の2を迎えうつ準備をどうすんべかと会社で悶々としながら、結局5時過ぎに早退させてもらって其の2を駅まで迎えに行き、スーパーでお惣菜や冷凍食品を買って、私の実家に寄ってきてくれた其の1家族やディをお休みしてる婆様たちとバタバタと夕飯です。
久しぶりに7人家族になりました(^^)(本籍は全員この家だからね(^m^) )
14日はお盆らしくお霊供膳を供え、お寺さんがお経を上げに来るのに父ちゃん、其の1、其の2が迎え、息子たちが婆様を町に買い物に連れて行ってくれるというので、子守と介護のお手伝いに馳せ参じ、其の2は夕方にはもう東京に帰っちゃって、Atは興奮しすぎでお昼寝が少なくて滅多にないことに居間で潰れちゃう、と。
15日、今日は其の2家族も潮が引くように帰ってしまって、やっと座れた~感はあるけれどやっぱり寂しいですね。
婆様も誰もいなくなってつまんなくなっちゃったんでしょうね。ごねて大変です。
曰く『〇〇(4番目の娘)が来ないから電話したら留守でいない。』
『お盆で会いに来たのに、おめたち(父ちゃんと私)が隠して合わせてくれなかった』
『〇〇、この家に来れなくなる、来てもおめたちが家に入れない』
『〇〇にこんにゃくゼりーを買って来てくれるように電話したいのに、親子なのに逢えない、
おめらが会わせない 』
ってなことを大声で言い続けるもんで、あんなに優しい父ちゃんをこんな風に思ってるなんて・・と、こちらも言わなくてもいいことを言い返すわけです。
『婆様がめんどくさいから、逢いたくなくてさっさと帰ったんだよ』
『お盆だってみんな仕事なんだから、〇〇も仕事が忙しいんだよ!』
嗚呼~~~~
帰省は正月以来のAtはたっくさんおしゃべりしてくれて(^^) 重装備で畑(ハウス)にも行ってトマトを摘み、大好きな「じゅーき」を側で見て乗せてもらったり(ほんとは全然重機ではなくただのトラクターですが(^^) )流しで水遊び!!をしてびちょびちょになってちょうどお風呂に入っていた其の2に『叔父ちゃんに入れてもらいな』と目が点になる其の2に平気で預けて、あはは、シッチャカメッチャカです。
其の2とAt、逢ったのは何度目かな?ほんとはAtにイトコを作って欲しいけど、口には出さないよ。
ほんとにおしゃべりがたくできるようになっていましたね(^^)
相変わらず掛時計が好きで「時計動いた、クルクル動いた!」「ボタン(は)ないねぇ」
ハウスでは「トマト、いっぱい!小さいねぇ(ミニ) 大きいねぇ(中玉) 赤い!」「なしゅ! きゅうり!」
おねだりも上手になってて「じゅーす いっぱい ぼたん!」 家の向かい自販機で何か買いたいようです。それを見たAtお母さん、「そうだねぇ じーじなら買ってくれそうだねぇ 呼んでごらん」
と、両手でほっぺを包んでにっこり笑顔で「じじー じじー」と叫びます。じじ、ひとたまりもなくコロリと落ちますが、こりゃあ、裏ボスの作戦勝ちですな( *´艸`)
この親たち、14日の午後に象潟海岸でAtを海デビューさせたそうです。
デジカメビデオを見せてくれて「こんなに大喜びだったAt,初めて見たから、今日も帰る途中で海に寄るよ」と、とても嬉しそうでしたが、At,まだ二歳なんですけど~
まぁAtが来ると気もそぞろだし家事もそぞろになっちゃうわけですが、今回も其の2にたくさん手伝ってもらいました。
枝豆の豆もぎ、Atが割ることを覚えて三日で計五個割ったタマゴを使った卵焼き、私より全然うまく巻けてみんな大絶賛、買い物の時もずっと婆様に付き合って手を繋いでいてくれて、Atの裏側に隠れているけど、帰省に一番喜んでいる私です。
13日の一泊だけでしたが、流しで酒盛りできて四方山話ができ、それにAtを寝かしつけた其の1夫婦や父ちゃんも参加して、これも至福のひと時でした。
ハウスの中には蚊がいるのでババは気にしますが、Atは蚊に刺されないという両親。
保育園でも一人だけ被害に遭わないのは心臓の薬の匂いのせいかも、だそうですが、つい首回りが気になってレトロな手ぬぐいを被せてしまいました。
ババがペットボトルの水をナスにかけてるのを見て、すぐに真似をしていました。
けっこうびっくりしました。これが子供なんですね(@_@)
ナスに挨拶したのかな?そのあとトマトも採って、お土産にしました。
婆様、At家族、其の2・・
お盆前はとてもとても期待とプレッシャーで準備の時間が足りなくて、仕事を今すぐ辞めてしまいたい!と思いましたが、不備でも楽しい時間は過ごせるんですね(^^)
ほんとはもっともっとちゃんとしてみんなを迎えたいと思っていましたが、いつもと同じにズクズクずるずるのまま、とっても楽しい時間が過ぎました。
また明日から仕事です。処理しきれない量があると思うので早出必至ですね。
過疎の村がお盆のひと時子供たちの声で溢れたこと、それを活力にしてもう少しだけがんばります。
婆様には『婆様ほど長く生きていたくない、婆様より早く逝っちゃうかもしれないよ』なんて言っちゃった今日ですが、また静かな村で婆様を残さないように気を入れて生き続けて行こうと思っています。
焦ったり笑ったり怒ったり興奮したり落ち込んだり嬉しかったり、こんな気持ちがぎゅっと詰まったお盆、今年もご先祖様のお導きだったのでしょうかね?