だん！だん！ドゥーム

※ちょっとネタバレあり
バットマン VS スーパーマン ジャスティスの誕生
鑑賞日：　2016年3月26日
映画館：　T・ジョイ出雲

好き度：　★★☆☆☆　2.0／5.0点
ワンダー・ウーマンは最高！
バットマンvsスーパーマン、吹き替え３Ｄでで観てきました。感想としては、う～ん、おもしろくはなかったけどワンダー・ウーマンは最高！！という感じでございます(´∀｀)
ちなみに前作マン・オブ・スティールは公開年のワーストにしちゃってたりします…。。

雑にあらすじ説明すると、マンオブで大暴れしたスーパーマンさんのせいで自分の社員を亡くしちゃったバットマンさんが激オコ。レックスルーサーさんという金持ちの裏での動きによってスーパーマンとバットマンが戦わざるを得なくなる。という感じ。最後はママの名前が一緒という理由で和解して、ドゥームズデイというラスボスをワンダーウーマンさんと協力して倒す、ルーサーさんを逮捕、スーパーマンは戦いの代償で死亡、バットマンとワンダーウーマンはナカーマを探そうぜってところでおわってました。
みんな大好きジェシー・アイゼンバーグがレックスルーサーです

「マン・オブ・スティール」もそうなんだけど、ヒーロー映画的快楽が皆無なのが致命的というのは引き続き…。スーパーマンもバットマンもどっちもいわゆるヌキどころがないんですよね。ヒーロー映画を観ているのに気持ちよくなれないなんて('A`)　展開もちぐはぐで冗長で見ててつらかったというのが正直なところでした。 バットマンとスーパーマンの対立構図がここまで弱いとは思わず、後半に行けば行くほどアホにみえちゃってこっちが恥ずかしくなりましたよ。話せば終わるところをバットマンが積極的に罠にかけまくるとか、スーパーマンが渋々相手してあげて、結局ママの名前が一緒ということで改心とか、あの辺はまじで失笑してしまったというか、いちばんの見どころと思ってた2人の戦いは終始食い足りないカンジでした。
ただ、めちゃくちゃカッコ良かったバットマン

あと今回はロイスがキツイ。大好きなエイミー・アダムスの見えるか見えないかを攻めるお風呂シーンは置いといても、全体的に無能ヒロイン感が強すぎて…。大友版るろうに剣心の武井咲とか、バケモノの子の楓とか、ああいうこいつは何がしたいのか系ヒロインで、ちょっとうんざりしました。あの池ぽちゃには笑ってしまった。 とにかくロイスだけじゃないんだけど、これ必要？っていう展開が多くて、行動原理もあやふやで、すごくイビツな構成の映画になっちゃってるなぁと思った。詰め込み過ぎなのかな…。
?

ぶっちゃけ、おもしろいと感じる瞬間がなかったなぁ…なんて思ってたところに……ワンダーウーマンの登場！！ここは最高だった！！ワイスピのジゼルことガル・ガドットが演じるワンダーウーマン、「ワンダーウーマンなのに細すぎ！」と当初は批判多めだったけど、圧倒的美女を持ってくることで万事解決するという力技で解決されていた。さすがジゼル！あのワンダーウーマンの登場シーンこそ、やーっとザ・ヒーロー映画的快感が味わえるシーンなんですよね。しかもワンダーウーマンったらドゥームズデイという本作のラスボス怪獣をビッカビカ鞭で縛り上げたり闘いが健気でカワイイのです(´Д｀)

今年のベストガール賞はかワンダーウーマンだな！と言うくらいワンダーウーマンを観るだけでも価値のある一本になってるんじゃないですかね。早くワンダーウーマン単独作が観たい！
ワンダーウーマンを演じるのは…

みんな大好きワイスピシリーズのジゼルです。

今回は不老不死の無敵のウォーリアー！

美しい。。

ぶっちゃけ、そもそもマンオブからボタン掛け違えてる感じがビンビンしますが、今後どうなっていくのか楽しみではありますので見守りたいですな。本作でフラッシュとかアクアマンとかいろいろとＤＣヒーローが今後出てきそうな伏線も貼られてましたし、というかフラッシュは出てきたし。

ま、あとはスーパーマンは正義か悪かという議論がしたいなら、マンオブでちゃんとスーパーマンの正義の部分というか、スーパーパワーで信じられない危機的状況から無条件で国民を守るというヒーロー映画的快楽に満ちたシーンをしっかり描いていれば今回の善か悪かという議論にもっと陰影が出てちょっとはちがった気がするけど…。そもそもスタートから間違ってる気がしてなりません。まぁでも映像は相変わらずカッコ良かったですよ！
おわり