豪華 おいしさと楽しさと健康と
豪華が一般には向かないなと思う理由
・・・へえ、
花火大会なんてあるんだ?
人でごった返す会場。
そんな中で花火見て何が楽しいんだと、
ずっと思ってた。
なのに、今、
智と一緒に行きたい俺がいる。
智と一緒になら、
きっと人混みだって楽しいと思う。
やまの日か。・・・ふむ。
これは行くでしょ!
絶対行こう!!
花火大会といえば・・・
何がいるんだろ。
花火大会でよく見かけるとしたら、
あれだよね。
智着てくれるかな?
きっと、いや確実に!!
智に似合うはず!!
今から注文して間に合うかな?
家に帰って調べてみよ。
家に帰ると、ダイニングテーブルに、
夕飯のおしながきと置き手紙。
『ごめん。
ちょっと仕事が滞ってるんだ。
ご飯は用意してあるから、温めて食べて。
今夜は徹夜になりそう』
・・・俺のこと気にしなくていいのに。
最近の智は忙しい。
次々に新しい仕事の依頼が入ってきてる。
小さなものから大きなものまで。
その大きな依頼の依頼主が、俺の同級生だったなんて。
しかも智の知り合いだったなんて。
意外と近くに智がいたんだな。
もしかしたら、どこかですれ違っていたかもしれないな。
・・・なんて。
ただいまの声をかけようと、
そっと智の部屋のドアを開ける。
いつもなら、俺に気がつくのに、
智は集中してて、俺に気がつかなかった。
この前の相葉くんのケガで、
仕事をセーブしてた反動が今きてるんだろうな。
相葉くんは驚異的回復力を見せ、
もう店に復帰してる。
智には声をかけないで、
ドアをそっと閉めた。
やまの日、智忙しいかな?
誘ってもいいかな?
・・・とりあえず、
準備はしておこう。
色々いるものもあるはず。
調べといて損はしないはず。
智が用意してくれたご飯を食べ、
シャワーも済まして、PCを開く。
あ・・・
これいいじゃん!
絶対智喜びそう!!
まだ予約できるかな?
『花火を船上から見上げてみませんか?』
豪華客船から見る花火、いいんじゃね?
予約画面をクリック。
・・・マジか。
もう予約終了?
みんな考えることは一緒ってことか。
しまったな。
もっと早くに気がつけばよかった。
まあ、船上でなくても、
智と一緒に花火に行けたらそれでいい。
けども、どうせ見るなら、
2人でゆっくり見たい。
穴場スポットとかないかな?
花火大会って何用意すればいいんだろ?
・・・ふむふむ。
なるほどな。
で、忘れちゃいけない。
花火大会といえばのあれ!!
おお!
いっぱい種類がある!!
自分の分はどうでもいい、
よくわからないし。
けど智の分なら、俺にもわかる。
智に似合うのは・・・
・・・・・
・・・・・
これにしたら、
智怒るかな?
でも、この浴衣着てる智、
見てみたい。
・・・・・
・・・・・
一応、保険も掛けておこう。